カナダの大麻産業界のリーダーであり、同時に世界最大の大麻企業でもあるキャノピー・グロース社。同社は、証券取引所との関係を憂慮して、連邦法で大麻が違法であったアメリカ市場への参入を見送ってきました。
先日、米国のAcreage社との提携が発表され、米国進出が噂されたばかりでしたが、この度ニューヨーク州カークウッドに大麻製品の製造に向けて1億5000万ドル(約165億円)の製造集積地を建設することによって、遂に米国大麻市場に参入します。
同社幹部によると、今年の夏、ペンシルベニア州境付近の48エーカー(19ヘクタール)の土地に30万8000平方フィート(2.8ヘクタール)の施設が、着工されるといいます。
キャノピーは1月、大麻由来のカンナビノイド抽出および関連製品製造のための施設開発に最大2億カナダドル(1億4800万米ドル、日本円で約165億円)を投じると発表しました。
同じくニューヨーク証券取引所でCGCとして取引されているカナダの大麻企業スミス・フォールズは、ニューヨーク州での事業拡大は計画していませんが、一方キャノピーは、農家と植物を供給する契約を結び、ニューヨークの農家を優先的に扱うことになります。