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リーバイスが、5年以内に全商品にヘンプの導入を検討

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またもヘンプ産業の勢いを物語るニュースです。

昨年12月に米国でヘンプが合法化されたことにより、同産業は爆発的に拡大しており、データによれば、その市場規模は2026年までに130億ドルに上ると推定されています。

米国においては、ヘンプ由来のCBD製品がどこにでもありますが、それだけでなく、ヘンプは持続可能な衣料品にも大きな影響を与えています。デニムの代名詞であるリーバイス社は、この実現に向けて大きな進歩を遂げました。

リーバイスは3月、純粋な綿のように感じる「69%の綿と31%のヘンプのブレンド」から作られたジーンズとジャケットを含む、Outerknown labelとの提携を発表しました

目次

なぜそれが重要なのか?

ヘンプは、精神活性物質であるTHCをごくわずかしかもたない大麻草であり、綿に比較して、栽培や加工に必要な水や化学薬品の使用量がかなり少量で済む事が特徴です。

しかし反面、綿とは異なり、その材料は扱いにくい事で知られています。

一般的なシャツに含まれる綿繊維は、ふわっとした綿花に由来し、ヘンプ繊維は背の高い丈夫な幹に由来します。

将来的にはリーバイスのラインの中核となる

Levisのグローバルプロダクトイノベーション責任者、Paul Dillinger氏は、Business Insiderに「ヘンプは、より長く、より硬く、より粗い繊維で、なにか柔らかいものに変えられる事を拒みます。むしろロープにされたいのです。」と語りました。

リーバイスは、ヘンプ繊維を柔らかくし、綿とブレンドする方法を見つけましたが、同時に、麻植物を原料に精製する工程で使用する水をかなり少なくする方法も見出しました。

Dillinger氏は、「消費者と共鳴しているのは素晴らしいことですが、将来に向けたサプライチェーンの構築に役立つことがより重要です」と述べました。

同氏は加えて、これは数年間に渡る重要な研究プロジェクトであり、数種類の高級ニッチ製品しか生み出さないプロジェクトではないと説明し、「われわれの意図は、これを製品ラインの中核に据え、それに織り込み、リーバイのポートフォリオの一部とすることです」と述べました。

綿のような感触の100%ヘンプ衣類の研究の成果

Dillinger氏によると、リーバイスは「綿の様なヘンプ」の品質改善に引き続き取り組んでおり、大半の衣料品では配合率が綿の半分近くになる可能性があるほか、一部の製品では全てヘンプで生産できるようになりました。

そして5年後には、「100%ヘンプ製で、完全に綿麻製の感触の衣類を想定している」と同氏は述べました。

Dillinger氏は、綿花需要の成長を見ると、綿花と綿花代替品との栽培および加工に必要な淡水へのアクセス量を比較した時に、その必要性が明らかになったと述べました。

彼は、硬くて加工しにくいという大麻の性質を理解していたため、多くの国でヘンプが合法化されているヨーロッパでの最先端の研究を見つけるまでは、リーバイスが解決策を見つけることには期待していませんでした。

リーバイスは、3年後に市場に出回る素材を持っているという事以外は、提携相手や同社の画期的な進歩の詳細を明らかにしないとみられます。

衣類生産に必要な水の2/3以上を削減

リーバイスが「綿の様なヘンプ」を100%使用した衣服を作る方法を見つけたとき、「われわれは、淡水3781リットルが必要で、そのうち2655リットルが繊維栽培に必要な衣服(コットン)からスタートします。私たちは、衣類生産に必要な水の2/3以上を削減します。それは大きな節約です。」と、Stockholm Environmental Instituteが収集したデータを基に、Dillinger氏は述べました。

自身の楽観的な見方にもかかわらず、Dillinger氏はすぐに、「リーバイスと競合他社が綿花をヘンプに完全に入れ替えたり、業界を一夜にして変革しようとしているように見せるために、ヘンプ業界を誇大宣伝したくない」と指摘しました。

その実現には、長年の研究開発が残されています。

さらに、これは他にもある天然綿の代替品の一つにすぎない可能性が高いのです。

その根底にある考えは、ヘンプの衣服は、綿とのブレンドであれ、それ単体であれ、流行ではないということです。

ディリンジャー氏は、この点については会社を代表して話す事が出来ないものの、ヘンプの導入に関して、顧客がその違いに気づかないことが理想であるため、個人的にはヘンプ衣料のマーケティングについては、あまり気にしていないと述べました。

「これまで、持続可能な形で製造された製品を購入するには、品質や使用感などの犠牲が伴うことが多く、倫理的に作られたものか、あるいは良いものかのどちらかを選択することになっていました。しかし、もう持続性に買うために何か犠牲を払う必要はないのです」と述べました。

引用元:https://www.businessinsider.com/levis-investing-in-hemp-as-a-cotton-alternative-2019-5

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Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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