ポーランドで環境に配慮した建物を作る業者であるブルジスキ・ズ・コノピ(通称BzK)は、ヘンプトゥディの環境配慮型建築プロジェクトにおいて、ヘンプクリートを使用した内壁の骨組みを建設します。このプロジェクトは、2018年2月24日~26日にポーランドのナクロ財団の下で初開催される麻・石灰建築コースで進められる予定です。
BzK創設者のプシェミスワフ・ブルジスキ氏は、ヘンプクリートを使用した建物を2017年内に3軒ポーランドに建設しており、講師として環境配慮型建築プロジェクトに加わります。
アイスランドから南アフリカまでの参加者が集う
チェコ共和国、フィンランド、ドイツ、アイスランド、トルコ、南アフリカ、アメリカからの代表者が環境配慮型建築プロジェクトへ既に申し込みをしています。講義と実習からなる3日間のコースは最大25人まで参加可能となっています。 [ご応募はこちらのリンクから]
これは麻資材を用いた建築について学び、ヘンプトゥディの本部になっている18世紀に造られた宮殿の屋根裏部屋にホスピタリティルーム、オフィス、セミナースペースを作るプロジェクトの一環で、今回が第1回目の開講になります
科学者と建築者の2足のわらじ
ブルジスキ氏は中央ポーランド東部のルブリン大学で自然と調和した建物について教鞭をとる科学者でもあります。ブルジスキ氏は、この資材がポーランドの建築業界に幅広く認定されるようにと、自身の会社の建設プロジェクトで、ヘンプクリートの性能について記録を取り続けています。
環境配慮型建築プロジェクトで使用されるヘンプは、ポーランド北東部にあるヘンプ農家であるポドラシェ・コノピエから供給される予定です。ポドラシェ・コノピエのピオトル・ヤストゥルゼブスキ氏も今回のコースの講師であり、麻紐を供給予定のJordan & Co.,社(ベルギー)のヴォルフ・ジョーダン氏によって進められることになっています。
(HEMPTODAY 2017年12月7日)