ケンタッキー州農業局(KDA)によると、今年ヘンプの栽培許可を受けた225人のうち185人が、花の収穫をすると話しています。
その他の栽培許可保有者については、103人が穀物や種子収穫のためにヘンプを栽培すると答え、66人が繊維用途向けのヘンプを植えると答えたとKDAは報道発表資料の中で述べています。
2018年における産業用大麻の栽培許可を求める州への申請数は、前年承認された209件よりも増加しています。また、ケンタッキー州の農業従事者は、3,200エーカー(1,294ヘクタール)の土地をヘンプの栽培農地として承認を受けており、さらに2018年には618,000平方フィート(63,000平方メートル)以上の温室も屋内栽培用に承認されました。
ケンタッキー州、米国第2位の栽培規模となる
ケンタッキー州は昨年、米国の中で2番目にヘンプの栽培規模が大きい州として、3,200エーカーの作付面積を記録しました。コロラド州における昨年の作付面積は7,500エーカーであり、群を抜いて他のどの州より大きな規模を誇っています。
農務長官のライアン・クウォールズ氏は次のように話しています。
「ケンタッキー州では、多目的に利用可能な大麻をあらゆる視点から探究しており、産業用大麻研究を継続します。栽培者、加工業者、大学による研究のおかげもあり、一旦議会が大麻を連邦による規制物質リストから除外してしまえば、産業用大麻の商業化を広く進めることができるだろう、と私自身はこれまで以上に楽観的に考えています。」
加工業者による認可申請は14件へ
KDAは、栽培者からの申請243件、加工・取扱業者からの申請14件の合計257件の申請を受託しました。さらに、43名の関係者が複数年有効の加工許可ライセンスを更新しました。ケンタッキー州でライセンスを拒否された申請者は来月、3名編成の審議会に申し立てを行うことが可能です。
ケンタッキー州では、数十年前には当地で一般的な栽培作物であったヘンプを復活させようという、希な政治的思考がプラスに働いています。ケンタッキー州では、州選出の連邦代表と州政府が珍しく連携して大麻の問題に取り組んでいます。また、ケンタッキー大学では州の土壌や気候のどちらにもうまく適応するサラブレッド種子を探しており、これは国内で最も先進的な研究プログラムの一つとなっています。他の州立大学でも大麻の可能性を広げるような側面をさらに探求しています。
KDAは、米国連邦農法の権限下において試験プログラムを実施しています。これは法的に大麻の生産が許可されている州において産業用大麻の試験的なプログラムを許可するというものです。(HEMPTODAY 2018年1月9日)
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