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アストラサナとクレバーリーブスが戦略的パートナーシップ

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スイスとチェコの医療用大麻市場シェア拡大と新たな価値創出に向けた提携

世界的な医療用大麻製品製造メーカー「クレバーリーブス・ホールディング株式会社(NASDAQCLVRCLVRW)(以下クレバーリーブス)」と、欧州の医療用大麻製品製造メーカー「アストラサナ・ホールディング株式会社(以下アストラサナ)」は、欧州市場への医療用大麻製品供給合意契約を締結しました。

この戦略的なビジネスパートナーシップを通じて、クレバーリーブスはコロンビア共和国からアストラサナが本部を置くスイス連邦に初めて医療用大麻エキスの輸出を行いました。

また両社は、チェコ共和国への医療用大麻製品の輸出と販売に向けた最終調整を行っています。

クレバーリーブスは、アストラサナとの戦略的パートナーシップにより欧州市場での販路を拡大し、世界的な医療用大麻製品製造メーカーとしての地位をさらに確固たるものとすることを目指しています。

EU-GMP*1規格のCBDオイル製剤とTHCオイル製剤を販売

アストラサナは、欧州の医療用大麻産業で主導的な役割を果たしているスイスとチェコの両国で、EU-GMP*1規格のCBDオイル製剤とTHCオイル製剤を販売していきます。

スイスでは、20228月の医療用大麻に関する法改正により、患者は医師からの処方箋があれば薬局で医療用大麻を購入することが可能になりました。また、2013年に医療用大麻を合法化したチェコでは、医療用大麻に医療保険が適用されるなど患者に寄り添ったシステムになっています。

医療用大麻は、主にてんかん、疼痛、多発性硬化症、がん治療(化学療法)による嘔吐や吐き気等に使用されているほか、パーキンソン病、PTSD、偏頭痛、関節炎、神経障害、自閉症などにも有用とされています。

「高品質製品を安定的に供給する」という使命で世界へ

イブ・アントニアッツィ代表取締役

アストラサナのイブ・アントニアッツィ代表取締役は、「クレバーリーブスとのパートナーシップにより、競争力のある価格を保ちながら、信頼性と一貫性のある医療用大麻エキスの供給が保証されました。また、患者に対する高品質な医療用大麻エキスの安定供給を確保するだけでなく、両社間の既存の協力関係を強化し、今後の展望を更に明るくするものとなりました。」と述べました。

米ナスダック上場企業であるクレバーリーブスは、2016年の設立以降、その専門知識と安定性から、トップクラスの医療用大麻製品製造メーカーとして高い評価を受けています。

また、高品質製品を安定的に供給するという同社のコミットメントは、アストラサナの価値観や使命と完璧に一致しており、両社は、世界中の患者に安全かつ有効な医療用大麻製品を提供するという目標に向けて進んでいます。

クレバーリーブスのアンドレス・ファラルド創設者兼代表取締役は、「アストラサナを通してスイスとチェコに医療用大麻エキスを輸出することは、欧州における患者の医療用大麻へのアクセスを拡大するという私たちの目標に向けた重要な一歩です。今回の戦略的パートナーシップを通じて、両社の能力を結集することが可能となりました。スイスとチェコをはじめとする欧州市場に弊社の製品とサービスを提供することを楽しみにしています。私たちは、業界のイノベーションを推進し、必要な患者に安全な医薬品レベルの製品を提供することに焦点を当てています。」と述べました。

アストラサナは、クレバーリーブスの世界的な市場シェアと医療用大麻に関する専門知識により、スイスとチェコにおける主要な医療用大麻製品製造メーカーとして欧州市場における地位をさらに強化することが可能となりました。

欧州の医療用大麻市場規模は約571.40百万米ドル(約635,5百万円)と推計されており、2027年までの年平均成長率(CAGR)は14.73%と、989.90百万米ドル(約1,0912千万円)規模に成長すると予測されています*2

なお、今秋に法改正案の提出が見込まれている日本においても、アストラサナはクレバーリーブスと共に、EU-GMP規格のCBDアイソレートを含む原料や製品の輸入及び供給の可能性に向けた準備を行っています。

アストラサナについて

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医療用大麻の分野で先駆的な企業であるアストラサナは、スイスとチェコ共和国に製造および小売り販売拠点を有しています。医薬品取扱いライセンスを保有し、品質、持続可能性、イノベーション、顧客満足度に強く焦点を当て、患者に安全かつ有効な医療用大麻製品を提供することにコミットメントしています。また、役員に医師や薬剤師を含むことで、大麻産業において医学的な見解の優位性と戦略的な競争性を有しています。なお、日本法人であるアストラサナ・ジャパン株式会社は、日本の法規制に準拠したヘンプ由来原料を食品として正規輸入販売しています。

ウェブサイト:https://astrasana.com/en/

ウェブサイト(日本語):https://astrasana.com/jp/

LinkedInhttps://www.linkedin.com/company/astrasana-holding-ag/mycompany/

クレバーリーブスについて

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クレバーリーブス・ホールディング株式会社は、グローバルな医療用大麻企業です。中南米コロンビアにおいて、EU‐GMP規格カンナビノイド(医薬品有効成分:API*3)、花穂および抽出エキス製品を製造し、世界中のB2B顧客に提供しています。クレバーリーブスは、環境に優しい持続可能なESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した工業規模で低コストの生産方法を活用し、世界で最も厳しい医薬品グレードの品質認証を取得することで、従来の大麻生産業界に変革をもたらすことを目指しています。

ウェブサイト:https://cleverleaves.com/

LinkedInhttps://www.linkedin.com/company/clever-leaves/

*1 GMPとは、Good Manufacturing Practiceの略で、医薬品の製造所における製造管理と品質管理に関する基準のこと。

*2 Statista Market Insight Medical Cannabis – Europehttps://www.statista.com/outlook/hmo/cannabis/medical-cannabis/europe

*3 APIとは、Active Pharmaceutical Ingredientの略で医薬品の中に含まれる有効成分のこと。

お問い合わせ先

アストラサナ・ジャパン株式会社
Email: japan@astrasana.com

Tel: 050-3562-5911

HTJ
集部あとがき。注目すべき点は、日本の大麻取締法改正によって何がどのように流通されていくのか。という線で見ていくと、安全管理が徹底された「もの」から流通していくのが定石かと思われます。そのような線で見ていくと、慎重な日本が求めたい大麻企業は、高い医療レベルと高い安全性らが担保されていることと、トレーサビリティがどこまでもしっかりしている企業で、そのような企業の製品から重宝(市場形成)されていくのは言うまでもありません。まさに今回のこのような、医療大麻のスペシャリスト企業群が参入してきてくれるのであれば、日本の医療大麻産業の未来は、双方にとっても大きなチャンスに思えます。最高品質の医療グレードでの製造を施している企業は細部にまで慎重さが渡っています。同社から製造されるカンナビノイド製品も記事にある通り、EU‐GMP規格カンナビノイドとあり、そのグレードの高さへの期待値は非常に高いです。昨今のアメリカ、ヨーロッパ、そして、タイなどが向かう「大麻産業の次の未来」が、うっすらと見えてきましたが、一層「医療品質」であることと「管理体制」のレベルの高さが求められるようになってきたと思います。「本当に必要としている人」に対して、安心安全である製品が届く事は、「的確な治療をより的確に」という面で、てんかん、疼痛、多発性硬化症、パーキンソン病、PTSD、偏頭痛、関節炎、神経障害、自閉症、そして、潜在的な患者さんも含めて「治療」を必要としている多くの人を的確に助けていけるような、より良い方向に進んでいるように感じています

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HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

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