MENU
カテゴリー

やっとです、8度目の正直!カナビス企業への恩恵がヘンプ企業への恩恵にもなる、アメリカSAFE銀行法が上院へ

目次

アメリカ上院での採決が見込まれるSAFE銀行法

アメリカ上院でSecure and Fair Enforcement(SAFE)銀行法が再導入されたことで、カナビス企業が金融サービスを確保し、ヘンプ事業者向けの銀行業務に関する混乱の多くが解消される可能性が高まってます。

この法案は、共和党と民主党の議員の双方から強く支持されており、これまでに7回も下院を通過しています

しかし、SAFE法案については上院での投票がまだ行われておらず、昨年は法制化プロセスで停滞していました。現在、この法案は初めての上院での投票に先立ち、上院銀行委員会に提出されています。

現行の規則では、カナビス事業に金融サービスを提供することを銀行が躊躇することを奨励しています。

その理由は、カナビス製品がスケジュール1の薬物として指定され、連邦レベルでは合法化されていないからです(補足:スケジュール1の薬物は、米国で最も規制が厳しいカテゴリーの薬物を指し、医療用途がないと認定され、潜在的に高い乱用の危険性があるとされています)。

40州近くでその製品の使用が許可されているにもかかわらず、カナビス企業を支援することで銀行は、連邦預金保険が中止または制限される恐れがあり、また刑事訴訟、責任追及、資産没収の可能性に直面しています。

ヘンプは連邦方法で合法、カナビスと混同されることがもたらす混乱

2018年の農業法案により、合法的なヘンプ製品の製造業者は、ヘンプ作物を連邦法で合法化したことにより、既存の銀行システムでの業務が可能になりました。しかし、カナビスとヘンプの違いについて混乱しているため、ほとんどの銀行はヘンプ事業者を断っています

SAFE法案はこれらの障壁を取り除くことになるでしょう。

すべての合法的なカナビス事業が、従業員や事業、そして地域社会を安全に保つために必要な金融サービスにアクセスできるように、2023年をこの法案が法律として成立する年にしましょう」と、オレゴン州の民主党員であるジェフ・マーキー上院議員は述べました。

彼は、モンタナ州の共和党員スティーブ・デインズ上院議員と共にこの法案を再導入しました。

下院での提案者は、オハイオ州の共和党員デイビッド・ジョイス議員と、オレゴン州の民主党員アール・ブルーメナウア議員でした。この法案には、上院で38名、下院で8名の追加的な両党派の共同提案者がいます。

積極的な投資も実現可能になる

「議会は、州で合法とされているカナビス事業への基本的な銀行サービスの禁止が非合理的で不公平で、安全でないことに対処すべきです」と、議会カナビス問題カウカスの創設者で共同議長であるブルーメナウア議員は述べました。

民主党のニューヨーク州出身で過半数指導者のチャック・シューマーは、SAFE法案を支持し、それが上院の議場に上がったときに刑事司法に関する条項を含めるよう働きかけると述べました。

また、この法案は、カナビス企業に投資したいが資本や金融サービスへのアクセスに課題を抱えている地域開発金融機関や少数者預金機関に対して安心投資を提供することになります

米国の銀行が大麻産業に対して開放される可能性があるとのニュースを受けて、カナビス株が上昇しています。

他サイトになりますが、以下、CannabisLaw.comの「大麻と銀行業務、もう一つの米国の銀行危機」のリンクです、英文になりますがご参考ください:Banking in Cannabis: The Other US Banking Crisis

HTJ
集部あとがき。注目すべき点は、このSAFE銀行法は、カナビス企業への恩恵ではありますが、実態は現ヘンプ企業への大きな恩恵と捉えることもできます。大麻に対する国民の認知と理解が高いアメリカでも未だ、カナビスは連邦法ではスケジュール1に指定されているという事実から「カナビスとヘンプ」に対しての「混在した誤解」が多く残ります。それは、保守州は特に根強く、それらが何を意味するのかと言うと、金融機関やビジネスに必要なインフラとの連携が機能しなくなる。という致命的な線が見えてきます。少し身近なお話をすると、日本のCBD企業の多くも経験していると思いますが、「銀行口座が作れない」「融資が受けれない」や、一般企業からも「出資したくても出来ない」などの要因が類似しています。(ただし、日本の場合は茎種問題の不透明さがあるので、なおさら難しかったと思います)。さて、この「混在誤解問題」を解決するには一体何が必要でしょうか。じきにアメリカの連邦法、スケジュール1からもカナビスが外れることが分かっている状況で、答えは1つしか無いと思ってます。日本も行政からの真実プロパガンダの拡散とあらゆるメディアからも同じく真実の啓蒙が必須です。情報、教育、ヘンプ食品、ヘンプ衣料、ヘンプ建材、ヘンプコスメ、カンナビノイド製品などを用い、ヘンプ先進国の常識、人間と地球の内面と外面の環境問題の解決、耕作放棄地の解決などをもっともっと広げていき「理解者」を増やしていくこと以外に道は無いかと考えます。正しい情報、正しい知識、正しい体験、あらゆる角度から広げていきましょう。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URL Copied!
  • URL Copied!

AUTHORこの記事をかいた人

HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

目次
閉じる