2018年4月20日に全世界のヘンプ産業経済ニュースを配信する
“HEMP TODAY”(ヘンプ・トゥデイ)の日本版サイト
(https://hemptoday-japan.net/)が開設した。
本サイトの英語版(https://hemptoday.net/)は、出版編集者であったカート・ライハ―氏がポーランドを拠点にして、2014年から始めた全世界のヘンプ産業専門のニュースサイトである。消費者向け(BtoC)ではなく、企業対企業(BtoB)をターゲットにして、グローバルな展開が急速に進むヘンプ産業のイノベーションをサポートすることを目的にしている。HEMP TODAYは、年会費120~300ユーロ(15600~39000円)の有料情報配信とビジネス交流会を定期的に開き、ヘンプ企業同士のマッチングサービス等を実施している。さらに、ヨーロッパ最大で全世界36か国のヘンプ企業ネットワークを有するEIHA(欧州産業用ヘンプ協会)の公式情報誌を担い、この分野の先駆的なメディア・ハブ(拠点)として機能している。
HEMP TODAY JAPANは、4月20日の時点で英語版サイトの2017年9月からの8か月分のニュース記事で有料情報を含む70本以上を日本語訳したものを無料公開した。運営は、東京都内のIT企業等の有志が集まってサイト構築を行っており、今後は、英語版から発信される月10本程度のニュース記事を翻訳してすべて公開し、BtoB情報のポータルサイトを目指していく。
さらに、日本一の栽培県にある大麻博物館(栃木県那須町)、北海道庁や道議会と連携して新産業創出を目指す北海道ヘンプ協会(北海道旭川市)の協力を得て、日本独自のニュース記事を英語に翻訳し、HEMP TODAYへ提供し、海外ではほとんど知られていない日本の動きを発信する。
※ヘンプ(Hemp)とは、アサ科1年草の大麻草(Cannabis Sativa L.)の英語名であり、海外では、Industrial hemp(産業用ヘンプ)と呼ばれ、向精神作用をもつTHC(テトラヒドロカンナビノール)が0.3%未満の栽培品種のことをいう。主に衣料、食品、化粧品、建材、製紙、飼料、敷料、自動車内装材、医薬品、サプリメントなどの用途に利用されている。2016年にアメリカだけで688百万ドル(756億円)市場が創出され、2020年に18億ドル(1980億円)市場に拡大することが予測されている。