ヘンプ産業の現状を詳細に調査
米国農務省(USDA)は、2万人の農業従事者と他のヘンプ関係者を対象とした調査に基づき、ヘンプ産業に関する見識を深める意向を表明しました。
USDAによると『 Hemp Acreage and Production Survey 』(ヘンプ作付面積および生産量調査)を実施するとのことで、これは現在行われているヘンプ事業者を対象とした別の調査を補完する為のものでもあります。
USDAは、今年初めにホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)に調査実施の意向を伝えました。今週の連邦官報に掲載された通知によると、同省は現在、ホワイトハウスに調査実施の許可を求めています。
USDAは、どのようなデータをどのくらいの頻度で収集する必要があるかを決定するために、いくつかの機関の代表者と会談したと述べています。
この会談には、USDA内の各機関である全国農業統計局と経済研究局(ERS)、農業サービス局、リスク管理局、農業マーケティング局、などから出席がありました。
USDAは現在、最も効果的な調査方法についてパブリックコメントも募集しています。
併行して実施されるもう1つの調査
一方でUSDAは、全米農務省協会およびケンタッキー大学と協力して、18,000のヘンプ事業者を対象に、生産工程やコスト、ヘンプ製品のマーケティングに関する別の全国調査を実施しています。
この調査では現在、生産地、ライセンス取得済み面積、総作付面積、収穫面積などのデータを最終用途別に収集しています。また、種子、肥料、ライセンス料、労働力、最終用途別の農産品価格、および契約手続きなどに関する様々な問題も含め調査中です。
全米の農業調査にヘンプ産業を追加
USDAは、米国におけるヘンプ市場のデータを拡充させるため、今年初めて、全国農業統計調査での農家を対象とした調査の一環に、産業用ヘンプの調査も加えました。
この調査は全国農業統計局が、様々な農業分野の生産者36,000人を対象にアンケートを実施し、市場予測に必要な回答を集計しています。
農業統計調査は5年ごとに実施され、政策立案に必要な様々な指標が調べられています。
引用元;https://hemptoday.net/usda-survey-aims-to-add-data-to-national-profile-of-hemp-industry/