20,000平方フィートの工場で HempWoolを生産へ
米国のヘンプ建材メーカーの Hempitecture Inc. は、同社が位置するアイダホ州南部のマジック・バレーにヘンプ繊維ベースの断熱材を製造するため 20,000 平方フィートの新しい生産施設の建設を計画していると発表しました。
2022 年 5 月までに稼働する予定のこの工場は、一般住宅および商業建設プロジェクト向けの、持続可能で高性能な繊維断熱材 HempWool を生産します。 Hempitecture社は、独自のテキスタイル技術によって製造された HempWool 断熱材に関する米国特許を取得しています。
研究助成金
サンバレーを拠点とする Hempitecture社は、アイダホ大学とパートナーシップを結び、ヘンプ建材の研究を行っており、アイダホ・グローバル・アントレプレナー・ミッション (IGEM) からの 200,000 ドルの助成金の支援を受けています。IGEM は、同州の南部中央にある8つの郡で構成されるマジック・バレーの公共部門と民間部門の合弁事業です。
アイダホ州商務省のトム・キーリー局長は「ヘンピテクチャー社の拡大は、マジック・バレーに高給の雇用、チャンス、そしてイノベーションをもたらします」と、語りました。
戦略的立地
Hempitecture社の創設者である Matthew Mead CEO は、アイダホ州の農業地域は、同社のビジネスに適した場所にあると言います。
「州道84号線に沿って戦略的に位置するマジック・バレーにより、ロッキー山脈、太平洋岸北西部、西海岸のターゲット市場に簡単に手が届くようになります」とミード氏は述べました。
Hempitecture社は、工場建設に向けて株式による資金調達に乗り出しました。 Hempitecture はプレス リリースで、「レギュレーション・クラウドファンディングの下で株式に対する投資家の関心度を探るため、状況をテストしています」と述べています。この特定のタイプのクラウドファンディングにより、企業は株式または転換社債をオンラインで一般に販売することで、年間最大 500 万ドルを調達できます。
南アイダホ経済開発のエグゼクティブ ディレクターである、コニー・ストッパーはヘンピテクチャー社の発表について「持続可能性、農業技術、イノベーションの組み合わせにより、このプロジェクトは南アイダホの素晴らしい新産業になります。」と、述べました。
引用元:https://hemptoday.net/u-s-hemp-building-materials-maker-plans-factory-to-make-insulation/