欧州のHempFlax Group B.V.は、約300万ユーロを投じて、オランダのOude Pekela工場を、再生可能エネルギーを発電しながら生産能力も増強させた、新しい施設に作り変える予定だと発表しました。
11月17日に同社の顧客に送られたメールによると、同社はすでに電力源としてのガスを放棄しており、来年には1.9MWhのソーラーパネルを設置する予定だといいます。
HempFlax社は、すでに稼働させている新しい全自動の梱包機の設置から始まった今回の投資プロジェクトが全て完了すれば、生産能力を2倍にすると同時に、使用料以上の電力を生み出す「エネルギー・ポジティブ」になることができると述べています。
この拡張プロジェクトは、2022年前半に完了する予定です。
ヘンプ製品の将来性
HempFlax社は、「当社の工場は、この1年間、継続的にヘンプ製品の生産を行ってきました。その過程で、ヘンプは極めて将来性のある原料であることが日増しに明らかになってきました」とメールで述べています。
また、欧州の歴史ある老舗ヘンプ事業者である同社は、二酸化炭素排出量の削減に向けた取り組みを強化するため、社用車の入れ替えを進めており、年内に最初の水素自動車の導入を予定しています。
CBDとその他ヘンプ製品での好調な業績
欧州各地で事業を展開するHempFlax社は、今年5月、CBDの売上が42%増加したことや、建設資材の売上が1,089%増加したことなどにより、2020年度の売上が43%増の1,450万ユーロになったと報告しました。
2020年度のEBITDA(償却前利益)は63%増の180万ユーロで、税引前利益は2019年度の9万2000ユーロから616%増の65万9000ユーロとなりました。
同社によると2020年度には、CBD、ヘンプ製プラスチック用の高品質繊維、建設資材、園芸用および動物用床敷料、遺伝学、農業関連など、様々なポートフォリオのすべてのカテゴリーで収益が増加したとのことです。
引用元;https://hemptoday.net/hempflax-invests-e3-million-to-expand-output-go-energy-positive/