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米国ではロックダウンへの対抗手段にCBDが活躍

Yosuke Koga
緊急事態宣言の段階的な解除が一部地域から始まりましたが、皆さんの地域ではどうでしょうか?

 

首都圏や関西圏などでは、もうしばらく外出自粛は続きそうです。

 

最近、海外では嗜好用大麻の売り上げがロックダウン後に伸びているお話をお届けしましたが、どうやらそれはCBDにも言えるようです。

目次

セックスライフの増加、瞑想への着目

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調査によると、アメリカ人の4分の3以上がCOVID-19の発生によりストレスと不安が高まったと述べています。

 

調査では、コロナウイルスのパンデミックによるストレス・レベルについて回答者に尋ね、27%がストレスを軽減するために、夜の生活に目を向けていることがわかりました。

 

セックスライフの増加以外には、調査対象の37%は、この不確実な時期に心の平安を維持するために、瞑想にも着目しているようです。

 

CBDistilleryからの依頼でOnePollが実施した今回の調査では、回答者の32%が1日の終わりにアルコールを飲んだり、ゲームをしたりして過ごしています。

 

世界的なパンデミックにおいて、回答者は月に13日だけしか本来の自分らしさを感じていない事もわかりました。

 

家に閉じこもって、この見えない敵と戦うにあたり、回答者の72%は、5年前よりも健康的なライフスタイルに変わったと述べています。

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調査対象者の約4分の3は、健康的でバランスの取れた生活を送るために自然療法を好むと回答しており、74%がCBDのような大麻製品に関して、年をとるにつれて、よりオープンマインドになったと答えています。

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しかし、こうした認識の高まりにもかかわらず、回答者達はCBDに関する知識が不足しているようです。彼らの47%が大麻由来化合物について明確に定義できていませんでした。

 

これは業界全体が今後取り組むべき課題と言えるでしょう。

しかし、体験すれば効果は分かる

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CBDを試した回答者の55%のうち、半数以上が、睡眠障害と軽度の不安が、CBDを試す理由だったと述べています。

 

CBDを使用したことがある調査対象者の、なんと87%がCBDと大麻製品の潜在的な利点をもっと多くの人が知っておくべきであることに同意しています。

 

これは、彼らユーザー自身が「使ってみれば効果は分かる」と考えているという事を示しています。

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そして、これらの同じ回答者の45%は、CBDには精神活性がなく「ハイになる事はない」と友達に説明しなければならなかったと回答しました。

彼らの43%は両親に、35%は祖父母にもこの誤解について説明したといいます。

こうしたユーザー達こそが、メーカーや小売店が最も重要視すべきエバンジェリストといえるでしょう。

同時に調査では、CBDを使用していない人たちにも意見を訊きました。

彼らがCBDを使用していないと回答した主な理由は、メリットを信じていないため(37%)、酔っ払ったりハイになりたくないため(34%)でした。

Balanced Health BotanicalsのCGOであるChris Van Dusen氏は

ChrisVanDusen
「CBDに関する議論は、より多くの研究結果が利用可能になるにつれて進展する必要があります。

 

消費者教育は、製品を販売するブランドから始まります。企業は噂や憶測などを利用した誇大広告を避け、実際に知っていることにのみ集中する必要があります。

こうした事実や、CBD製品を購入する際に注目すべき点などについて話し、消費者教育に焦点を当てることで、私たちはうまくいけば、国民の認識を歪める誤った情報の拡散を止めることができます。」

と、述べました。

CBD製品を使用した事のない回答者の47%は、こうした不安を感じているにもかかわらず、将来的にCBDを試してみる可能性が高いと答えました。

しかし同時に、「非常に」そう思うと答えたのは、わずか14%でした。

同社のChase Terwilliger CEOは

ChaseTerwilliger
CBD(カンナビジオール)は、依存性のないカンナビノイドであり、健康とウェルネスに大きな可能性があることが示されています。

 

CBDは、体内のほぼすべての必須機能を調節し、恒常性のプロセスを調節するのに役立つ神経伝達物質と受容体の複雑なシステムであるエンド・カンナビノイド・システムと相互作用することを示しています。

 

私はすべての消費者が自分で調査を行い、CBDの利点について医師と相談することをお勧めします。

と述べました。

アメリカ人がCOVID-19に対処している方法トップ10

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1.エクササイズ:52%

2.テレビを見る:42%

3.睡眠:38%

4.瞑想:37%

5.1日の終わりにビール、カクテル、またはグラスワインを飲む:32%

6.ゲームをする:32%

7.家族や友人に電話またはメッセージを送る:30%

8.処方薬:27%

9.セックス:27%

10.CBDを使用:25%

CBDを試す理由トップ5

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1.睡眠障害:54%

2.軽度の不安:53%

3.軽度の痛みの管理:52%

4.関節痛の管理:43%

5.全体的なウェルネスの改善:32%

CBDを試していない理由トップ5

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1.CBDのメリットを信じていない:37%

2.酔わされたくない/ハイになりたくない:4%

3.CBDとマリファナの違いを理解していない:28%

4.高品質のCBD製品を購入できる場所がわからない:24%

5.CBD中毒になることを心配している:23%

 

Yosuke Koga
CBDを試していない理由トップ5の内容は、CBDについて知識のある我々から見ると、思わず笑ってしまう内容ばかりですね。

 

しかし裏を返せば、巷にCBD製品が溢れるアメリカでもこの状況なのですから、日本人の一般的なCBDに対する認識の低さは推して知るべしでしょう。

 

ここに紹介した内容は米国でのお話ですが、外出自粛が始まって以来CBD製品の売り上げが伸びているのは日本も同じという印象を受けます。

 

最近お話を伺った複数のメーカーや小売店などからも、軒並みオンラインを中心に売り上げが伸びていると聞いています。

 

ある程度高濃度なCBD製品を試した事がある人ならば、ストレス軽減や安眠に役に立つ事は経験的に分かる事ですので、CBDを生活に取り入れた人々がリピーターとなってセールスを下支えし、その上に新たなユーザーが加わり、着実にリピーターへと昇華しているという、良い循環が生まれているのでしょう。

引用元:https://nypost.com/2020/05/12/the-top-ways-americans-are-coping-with-stress-and-anxiety-during-the-coronavirus-pandemic/

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AUTHORこの記事をかいた人

Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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