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ニューヨークがCBDを添加した食品・飲料を販売禁止にした理由と対策

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規制基準が定まるまで食品へのCBDの添加を禁止

CBD(カンナビジオール)は、我々の世代で最も成長の速い市場の1つになっています。ニューヨークの投資銀行Cowenが発表した最近の研究では、2025年までに160億ドル(約1.7兆円)の市場が予想されており、複利でみて年間39.5%の驚異的な成長率(年福利成長率)です。

これは、90年代のドットコム・ブームの2倍の成長率です。

この成長の大部分は、テトラヒドロカンナビノール(THC)を0.3%しか含有しない大麻草(ヘンプ)を規制物質法から除外した「2018年農場法案の成立」によってもたらされました。

規制が無かったため、劣悪なCBD製品も流出していた

昨年12月に、米食品医薬品局(FDA)は、CBDを食品に添加して販売することを認めない方針を発表していましたが、今年5月に、製品に関する規制整備の第一歩として、公聴会を開催し、CBDの食品と飲料への添加を認めないことを再確認しました。

その間、ニューヨーク市保健省は飲食店に対し、FDAの規則を根拠に、「食品添加物として安全性が確認できていない」としてCBDを飲食物に添加することを禁止してきました。そして、各事業所は、71日から違反の対象となりましたが、罰金を伴う実質的な取り締まりは101日からの模様です。

最終的には、この禁止措置は、FDAの決定と共にニューヨーク州全域で販売されているチョコレート、スパークリングウォーター等の飲料、その他の製品にも適用される可能性があります

しかし、CBD製品は、商店、レストラン、スペシャリティショップなど、市内の至る所に見られます。

これまでの大麻解禁問題と同じように、CBDおよびCBDベースの製品の連邦または州レベルの規制は、現在ほとんどないか、全くありません。

正当な規制で秩序を保つ市場へ

こうした無秩序な環境下で開発された製品は、誤表示されている程度から、最悪の場合には試験すらされておらず、細菌や重金属を含有している製品を製造、流通している可能性もあり、消費者の健康を深刻な危険にさらしています。それはCBDをグレー市場に進化させ、悪徳業者たちは不当に現金を稼ぎ、正当なニューヨークの起業家たちに不公平な競争を強いています。

これを回避するために、FDA3年間の開発プロセスが終わるのを待つのではなく、州政府関係者、特にHoward A. Zucker 保健局長とRichard Ball 農務局長は、政策と規制を策定すべきだと関係者は語ります。

これから実行すべき4つのステップ

有益な意見を提供する立場にある、ヘンプ産業およびCBD産業のリーダー、専門家、科学者、および医学専門家と協力します。

CBDおよびCBD含有製品は、カンナビノイド含有量、細菌、重金属などについて、独立した第三者によって試験され、認定される必要があります。(ニューヨークには、すでに認証済みの医療大麻の検査施設があります。)

調達から最終製品までのサプライチェーン全体で、すでに合法大麻市場で義務付けられているような、強力で透明性のある記録管理を必要とします。

ヘンプオイル、CBDオイル、「フルスペクトラム」、「ブロードスペクトラム」といった一般的な表示用語を定義する明確な基準を作成します。

ニューヨークの安全を守るために・・・

これらの規制は、公正な規制基準であり、医療大麻および海産物産業向けに、すでに開発済みです。今、これらの規則を実施して、ニューヨークの消費者の安全を保ち、企業に説明責任を持たせ、労働意欲に富んだ、雇用を創出する起業家を支援することができるでしょう。

CBDが人体に有害でない事は、WHO世界ドーピング防止機構の発表を見ても明らかです。そのため、今回の禁止措置の原因は、CBDという物質自体の安全性ではなく、製品としての「食の安全」が論点であり、食品としての安全基準が確立されるまでの一過性のものとみられています。

引用元:https://www.crainsnewyork.com/op-ed/city-set-enforce-cbd-ban-where-are-regulations

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AUTHORこの記事をかいた人

Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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