ブライアン・フーリハン著 | ヘンプトゥデイ – 最近マラウイを訪れたカナビス投資家グループが政府に対し、ヘンプの活用を働きかけています。南アフリカに拠点を置くカナダ人カナビス投資家のGraham Macintosh氏は、そのグループの一人で、マラウイ国内でのヘンプ栽培および販売を投資家に許可するよう、政治家に呼びかけています。 Green Quest Farmaceuticals社のMacintosh氏は地元メディアに対し、同社が南アフリカにおいて、ヘンプ栽培用地として5万ヘクタールの土地を探していると話しました。彼によれば、マラウイはタバコ栽培からヘンプ栽培へ簡単に舵を切り替えられると言います。かつてマラウイの主要換金作物であったタバコの栽培からの利益は、近年では低迷しており、多くの農家が代替作物を探しています。
「作物の将来性を探る」
2015年9月、在マラウイ英国高等弁務官のMichael Nevin氏もまた、下降しているタバコ産業の代替としてヘンプを検討するようマラウイに提案しました。「イギリスの経験から概要を知らせることが、この議論の前進に役立つことを祈っています。マラウイも、この作物の将来性を探ることができるはずです。産業用品種とマリファナ品種は異なります。マラウイが利用できる合法的な市場は一つしかありません。」とネヴィン氏は述べています。 1キログラムの産業用ヘンプは、市場で約32,000マラウイ・クワチャ(44米ドル)を稼ぎ出す、とあるメディアの概算は示唆しており、これはマラウイの人々に、16.5ヘクタールの農地から、年間で30億マラウイ・クワチャ(約140万米ドル)を超える直接利益がある可能性があるという計算になります。
今更誰も笑わない
2015年5月、Boniface Kadzamira氏は産業用ヘンプの合法化をマラウイ議会に提案しました。国内でのヘンプ合法化という彼の提案は、初期には笑いを買ったものの、2016年6月には政府承認に至っていました。**** 直近ではMacintosh氏による法案化への意見を支持したKadzamira氏は、「より多くのヘンプ投資家を呼び込むためのガイドラインを、政府は迅速に立案すべきである」と発言しています。 2015年、Kadzamira氏やその他方面からの圧力を受けた議会は、農務省と現地企業のInvegrowが、リロングウェにあるChitedze Research Stationにおいて数種のヘンプを対象に調査を行うことを許可しました。サリマでは、ヘンプが現実的な輸出製品となる可能性を探るべく、別個の研究が行われています。これらの研究は現在終わりに近づいており、マラウイでのヘンプ合法化が近く実現されることが期待されています。 (HEMPTODAY 2018年11月2日)