
2025年3月新免許制度開始 栽培・加工への挑戦
1950年代に約4000ヘクタール、3万人ほどいた日本国内の大麻草の栽培者は、2024年末時点で29名、11ヘクタールにまで縮小していました。厚生労働省の公式統計は2年前のものしか発表されないので、直近2026年の実情が全くわからない状況ですが、新しい免許制度が2025年3月にスタートしてからは、栽培者が50名ほどに増えています。
新しい大麻法では、THC濃度0.3%以下のアサ品種を産業用途の原料のための「第一種大麻草採取栽培者」、THC濃度に関係なく、医薬品原料のための「第二種大麻草採取栽培者」、栽培を伴う研究のための「大麻草研究栽培者」の3つの免許制度となりました。また、アサの花序/葉、THCを「麻薬」に位置付けたことにより、医師や研究者等の麻薬取扱者免許を有するものが取り扱えるようになりました。
伝統的な精麻生産のための栽培だけでなく、麻の実を食用に活用したり、機能性成分であるCBD生産のための栽培という新しい分野に挑戦するために免許を取得した方もいます。
免許制度と可能な事業
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免許 |
栽培(生産) |
製造(加工) |
販売 |
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大麻草採取栽培者 2025~2027年まで |
旧免許と同等 |
◎ |
◎ |
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第一種大麻草採取 栽培者 (都道府県知事許可、有効期限3年) |
産業目的 THC濃度0.3%以下の品種に限定 |
1~6月,7~12月の期間の 加工施設許可(地方厚生局) |
大麻草から製造される製品(飲食料品、化粧品、建築用資材その他の資材、嗜好品、飼料、肥料及び燃料) THC残留限度値を設定: 油脂・粉末10ppm、水溶液0.1ppm、その他1ppm |
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第二種大麻草採取 栽培者 (厚生労働大臣許可、有効期限1年) |
医療目的 |
1~6月,7~12月の期間の 加工施設許可(地方厚生局) 麻薬製造者免許は必要ない。最終的な製品化(製剤)にする場合は、麻薬製剤業者免許が必要 |
麻薬元卸売業者、麻薬卸売業者、麻薬小売業者、麻薬施用者(医師、歯科医師又は獣医師)、麻薬管理者(施用者が2人以上いる施設、医師、歯科医師、獣医師又は薬剤師) |
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大麻草研究栽培者 (地方厚生局長許可、有効期限1年) |
学術研究目的 栽培を伴う研究及びそれに付随する行為 |
それに付随する行為 |
× |
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麻薬研究者 (都道府県知事許可、有効期限3年) |
× |
大麻成分の抽出、大麻成分の研究、大麻草の研究(栽培を伴わない) 分析機関はTHC標準品を扱うので必須 |
× |
天津菅麻(あまつすがそ)プロジェクト
三重県明和町では、2023年から「天津菅麻(あまつすがそ)プロジェクト」をスタートさせ、明和町に残る麻の歴史・文化を起点として、伊勢麻の生産、伝統文化の継承、農業振興、産業創出、観光、GX(グリーントランスフォーメーション)等を一体的に進める産学官連携によって推進しています。
アグリビジネスフェアでは、プロジェクトの活動と、HEMP HUBという企業間プラットフォーム(https://www.hemp-hub.jp/ja)を通じた連携を紹介しており、最近では、新たな交流拠点、大麻博物館@麻績荘をオープンさせています。ヘンプで地域活性化したい、新商品開発したい、共同研究のテーマがあるという方は、ぜひお立ち寄りください。
日時:11月11日(火)10:50~11:05 セミナールームB
ミニセミナー:天津菅麻(あまつすがそ)プロジェクト (産学官連携伊勢麻振興プロジェクト)
タイトル: 麻の聖地明和町~産学官連携で取り組む伊勢麻の産業化と大麻でGXによる麻産業創出~
関連記事
大麻博物館@麻績荘がオープン~三重県明和町の新たな拠点
https://hemptoday-japan.net/17960
北海道ヘンプ協会会員の農家、ヘンプ栽培開始
北海道ヘンプ協会は、新規のヘンプ栽培者2名を中心に、新しい制度の下で北海道の畑作農業の1つとしての取組に挑戦を始めました。海外産の種子を導入し、今年5月にトラクターを使った機械播種、9月に汎用コンバインを使った機械収穫を行いました。これから北海道産のヘンプシードを使った商品を試作販売していく予定です。
アグリフェアでは、5月から9月までの栽培の様子のパネル紹介を中心に展示を行い、一緒に栽培・加工・販売・研究に参画したい人を随時募集しています。

図1 2025年の出展ブースの様子
日時:11月11日(木)12:00-12:15 セミナールームB
ミニセミナー:ヘンプ(産業用大麻)とは何か?産業用大麻(ヘンプ)の大規模栽培のポテンシャル
播種時の新聞記事:
産業用大麻、道内での活用探る 美瑛の農家 免許取得し種まき
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1310319
収穫時の新聞記事:
産業用大麻、上川管内で栽培広がる 美瑛で9月に初収穫 北海道の畑作に新たな可能性
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1375671/
オンライン展示会
オンライン展示会は既に9月8日からスタートしております。
動画視聴と出展資料がダウンロードできます。WEBサイトのリンクは、サムネイル画像の下です。

https://agribiz.maff.go.jp/exhibitor-information/37

https://agribiz.maff.go.jp/exhibitor-information/36
当日のパンフレット こちらからダウンロードしてください。
https://agribiz.maff.go.jp/agri2026.pdf
開催概要
名称:アグリビジネス創出フェア2026(Agribusiness Creation Fair 2026)
開催:2026年11月11日(水) ~11月13日(金) 10-17時
会場:東京ビッグサイト 西4ホール
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
(りんかい線「国際展示場」駅下車 徒歩約7分、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅下車 徒歩約3分)
主催:農林水産省
入場料:無料(完全事前登録制)
WEBサイト: https://agribiz.maff.go.jp/
出展場所:西4ホール 総-27 一社)北海道ヘンプ協会
西4ホール 総-28 天津菅麻プロジェクト
オンライン展示:26年9月8日から27年3月15日まで


